控え目に吠えるあの子と失くしたストラップ

君が想像する「フライドポテト」と、みんなが考えている「親友」は、もしかするとまるっきり違うのかも。そんなことを考えてみると、ちょびっと変な感じがする。

どしゃ降りの金曜の昼に立ちっぱなしで

友達の彼氏が会社で梅干しを売っているとの事。
都内に本部があり上海に店もあり、関西の方にファクトリーがある。
各都道府県にたまに、何名かのメンバーで訪問販売をするらしい。
深夜に、梅干しの雑学を聞いていると、おなかがすいてきた。
「梅干し食べたい」など言うと、あ!あるよ〜!と言いながら出してくれた。
このときに食べた梅干しが、今までで一番美味しかった。
なんと、さっそく梅干しをオーダーしてしまった。

雨が上がった火曜の昼に散歩を
少し前まで、社員として多くの人に囲まれて仕事をしていた。
だけど、働き始めて4年くらいで大勢で一緒に仕事をするのが向かないと実感した。
残業の時間が長く、チームを組んで進めるので、やはり噂話が多数。
噂話を楽しめればじょうずになっていけるのかもしれない。
どう考えても、放っておけば?としか思えないのだ。
厄介なことに、作業が遅い人に合わせて進めるという辛抱ができない、早い人に合わせられない。
普通は、努力が見られない!と思うだろうが、父には運命なのだと言われた。

雪の降る仏滅の夜に食事を

良い贈り物を考えなくてはと思っている。
結婚記念日がもうすぐで、家内に何かしらプレゼントをあげたいのだがたいそう良いおくりものが考え付かない。
家内になんか手に入れたいものがあるのならば、話は早いが、ほとんど、物を欲しがる気持ちがないので、欲しい物が見当たらない。
それでも、内緒で喜ぶものを考えて驚かせたい。

曇っている月曜の夕方に料理を
友達の恋人であるSさんの会社で、毎回和歌山の梅干しをオーダーしている。
飲むと電話をかけてくれるSさんが可愛がっている後輩のEくんという働き者は、ぜんぜん話がかみ合ったことがない。
素面のときの彼は、相当なあがり症らしくあまりいっぱい話してくれない。
そんな感じで、私はEくんとは話したと言えるくらい話をしたことがない。

雨が上がった水曜の夕暮れに椅子に座る

少年は、今日は学校の給食係だった。
帽子とマスクをつけて、白衣を着て、他の給食当番達と、今日の給食を給食室に取りに向かった。
今日の主食は、お米ではなくパンだった。
バケツみたいにフタつきの大きな鍋に入ったスープなんかも。
少年は、一番重たい瓶入り牛乳は、男子が運ばないといけない、と考えていた。
クラス全員分だから38本ある。
だから自分が、バットに入った38本の牛乳を持ったけれど、同じ給食当番のフーコちゃんが一緒に持ってくれた。
重たい瓶入り牛乳を女子に持たせたくはなかったけど、同じクラスで気になっているフーコちゃんと一緒に教室まで歩ける、と思ったので、少年はちょっとドギマギしながら、何も言わずに2人一緒に牛乳を持つことにした。

笑顔で泳ぐ妹と暑い日差し
無関心だったけれど、筋トレも多少でもやらなくてはとこのところ思った。
仕事内容が異なるものになったからか、このところ、体力を使うことがめちゃめちゃ減り、体脂肪率がものすごく増した。
それと、年も関係しているかもしれないが、お腹周りに脂肪が醜くついていて、たいそうみっともない。
ほんの少しでも、筋トレしないとまずい。

ノリノリで話す友達と霧

出張業務に出かけると、1週間ほど帰れない場合もある。
とても、頑張ってる感はありだけれど、すごく緊張しているので、毎日2時間睡眠。
起床時間のかなり前だと言うのに、目が覚める習慣がある。
だけど、帰宅した時の自由な感じは大好き。
真剣に遊びまわるし、寝れるし、しっかり食べる。

目を閉じて体操する家族とよく冷えたビール
せがまれて、山のモウソウダケの切り倒しを力を貸して頑張っていたけれど、しかし、高すぎる竹がめちゃめちゃぎゅうぎゅうに生えていてつらかった。
竹林の持ち主が山の管理を親から相続して、竹が密集しすぎて、手のいれようがなかったそうだ。
私は、ちょっと仕事で使用する新しい竹が欲しかったので、いただけることになり、ありがたくて良かったが、竹やぶになった山から出すのもつらかった。

無我夢中で熱弁する先生と冷めた夕飯

とある難しい仕事が舞い込んできたとき「どうにかなる」と考えていた新米の頃。
その時、自分を含むチームのみんなが、「過ぎればどうってことないよ」などと深く考えずに取り組んでいた。
見かねた教育専門の先輩が口を切った内容が今でも記憶に残っている。
「目標に向かって、じゅうぶんに時間を費やしたからこそ、過ぎてしまえば成功しただけの話。
それ故に、この状況のように軽くとらえていて、運よく仕事が簡単だったという意味は含まれていません。
終わってしまえば簡単だったと言う本当の意味は、真逆です。
事前にしっかり勉強し準備をしたからこそ、能力が業務内容を越えて、業務が円滑に進んだという事を言っているだけです。
じゅうぶん取り組む気になれましたか?
なめていないで早く取り組んでください。」
という事。
そして、みんなそれに向けて全力をそそぎじゅうぶん収めきることができた。

薄暗い仏滅の晩にゆっくりと
夏休みが2週間くらい過ぎた頃の夕暮れ時。
「缶蹴り」で鬼役をしている少年は、とんでもなくお腹をすかせていた。
捕らえても捕らえても缶をけられて捕まえた友達が逃げるので、もはやこのゲームは終わらないんじゃないかとため息をついた。
クタクタに疲れて家に帰ると、扉を開ける前に、今日の夕飯が分かった。
メチャンコうまそうなカレーの匂いに、少年は笑顔になった。


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